もうひとつの現代病の原因・過食

 通常私たちの周りで過食は良くないとは言ってもそれに対する医学的な説明はない。腹八分目が適量だと言っている。腹八分目とはなにを根拠にして決められた量か知らないが間違いなく一理のある論理ではないか。

 もちろん食べたものも大変差があるが体に良いものを食べた場合と悪いものを食べた場合は体の負担が大変異なる。たとえば肉をお腹いっぱい食べた場合と生野菜をお腹いっぱい食べたときは胃袋が膨らむのは同じだが消化の過程で天と地ほどの差がある。新たに体に悪いものを食べた場合、消化不良・下痢・便秘などになる。それだけではない。小腸の中に長く溜まっている。そうなると時間が経てば経つほど毒性が強くなる。猛毒になる。これが全部吸収されて血液の中に入り込み各細胞まで行く。

 

 簡単に私たちの常識で食べすぎと言うのだがこのように何度も繰り返して胃袋が伸びるとそれからは胃袋がいっぱいになるまで食べないと気が済まない。何十年もこの状態が続くと結局内臓の機能が悪くなって何かの病気になるということは当然のことでしょう。一度膨らんだ胃は自力では縮まらない。元に戻すには食べ物を減らしながら腸もみで刺激を与えるしかない。それが腸もみの一つの理由である。

 

 胃の周りにはいろいろな大事な内臓器官があり、膨らんだ胃袋がその器官を押し付けて、その器官の役割ができなくなる。例えば身体の半分の横の絵を見るとすぐわかるように肝臓の下に胃袋の一部が位置し胃袋のすぐ後ろに膵臓がある。胃のすぐ下に大腸の横行結腸がありそれを押す。胃の斜め後ろには腎臓がある。それで胃袋が肝臓を押すと肝臓の中にある胆嚢が押さえられて胆汁の出が邪魔される。胃のすぐ後ろにある膵臓が押さえられると膵臓から作られるというインシュリンがうまく作動しない(これは後でより詳しく説明する)。

 

胃と膵臓の位置

 胃を持ち上げて膵臓を見せる絵。胃は膵臓のすぐ前にあり過食で胃が膨らむと膵臓を直接圧迫する。膵臓は機能不全に陥る。この二つの絵は米国のUCLAの医科大学の解剖学の教科書に載っている。

横から見た内臓位置

 人体の半分を横から見た絵。黄色のMの部分が胃。この胃が大きく膨らむとすぐ後ろにある膵臓(P)、すぐ下にある大腸(C tr)、その上にある肝臓(L)、ななめ後ろの腎臓(D)を圧迫する。


過食を回避する方法

 では、どれだけの量が適量なのか。今食べている量を半分に減らす。そうすると食べ終わったときにものすごくさびしい。もっと食べたいという欲が充満する。そこで少しだけ我慢する。両手の十本指で自分のみぞおちをぎゅぅっと押して上下に手を動かし胃を刺激する。そうすると半分の量でも満腹感がする。4,5日続けると胃袋が縮まる。しかし食べた量が少量だからまたすぐお腹が空く。そこで生野菜(人参・さつまいも・キャベツ・とうもろこしなど)や生の穀物の粉をおやつに食べる。そうすると一か月以内に自分の体調が変わるのを実感する。それで嬉しくなって続けることができる。それができない人は体験する為に私たちのサロンに来てもらいたい。

■ヤング先生の【病気・不調の見解】

 □現代病とはどういう病気なのか

 □古便(宿便)とはなにか

 □古便(宿便)の出し方とは

 □腸もみの必要性

 □もうひとつの現代病の原因・過食(現在のページ)