腸もみはなぜ必要なのか?


※前章で載せた絵だが大事なので再度載せる。左が正常な小腸で右は古便(宿便)によってところどころ膨らんだ異常な小腸。50年腸もみをして得たイメージ図である。

 

 お母さんのお腹にいるときから溜まった胎便、それから生後食べた動物性食品、加熱した穀物・野菜などいろいろ人間の体に合わない食事をして一部は排泄されるが一部は小腸に溜まりその量が40,50年経つと莫大な量になる。その莫大な量の古便の為に上の右側の図のように小腸はところどころが膨らむ。

 

 膨らんだ小腸は蠕動運動がうまくできない。そのうち小腸は力が弱くなる。ここまでくるとだいぶ体力がなくなる。そして体全体がだるくなり元気もわかない。肩こり・腰痛・頭痛・肌のあれ・生理痛・不眠症などいろいろな未病・体の不調が発生する。栄養の吸収も悪くなる。いくら良いものを食べても、食べたものが吸収されるよりは腸の壁にこびりついている毒性の古い不純物が吸収され、血液の中に入る。それで血液はだんだんと汚れていく。特に動物性脂肪と植物性を含める様々な油は血液を濁らせる。一例として肉をたくさん食べた人たちの血液は黒ずんでいるだけではなくドロドロして流れが良くない。便通も悪くなって便秘になる。これ以外にもいろいろな悪循環が生じる。これは成人病(現代病)の始まりだといっても過言ではないだろう。

 

こういうわけで腸のもともとの機能と形を取り戻すために揉むことによって腸を刺激する必要がある。腸もみで腸がきれいになる仕組みを簡単に説明すると、

 

第1、膨らんだ小腸の部分は硬い大便の塊ができている。

   そこを揉んで塊を壊し分散させる。

第2、分散させた古便を出すために天然の下剤(アメリカの腸を傷つけず

         下痢をしない薬草)を飲んで一日3~7回くらい排便させる。

第3、弱くなった蠕動運動を活発にさせる。

第4、小腸の裏には動脈・静脈・神経・リンパ腺が数えきれないほどついていて

   揉むことによりそれらを刺激し活発に機能する。栄養の吸収も小腸の裏の

   血管で行われる。腸もみによってこれらを刺激することで体全体の血液

   循環が良くなる。下の小腸の裏の絵(右図)を参考にしてもらいたい。

第5、腸がきれいになり消化・吸収が良くなる。

 

 下の左図が正面からみた小腸と、右図が小腸を裏返してみたもの。左図をひっくり返した状態で、血管がたくさんついている。右図は米国カリフォルニアのUCLA医科大学の解剖学の教科書に掲載されている。


 

 この腸もみは50年間数えきれない人に施した経験から、腸をきれいにするためには誰にでも必要な施術だと思う。揉み方によるが上手に揉めば誰にでも役に立つ必須のものだと推薦する。というのは現代人の腸は皆弱っている。腸を揉むことによる副作用は見たことがない。副作用がないようにするためには揉み方を正確に覚える必要がある。むやみに力を入れて揉むのではない。この点は非常に重要なので必ず専門家から教えてもらうことである。重症の方は毎日3~4回も揉む。腸を手術した人、腹筋が破けて腸が出ている人は癒されるまで待つほうが良い。

腸もみが必要なもうひとつの理由

 上のイラスト(異常な小腸)のように宿便が溜まって所々が膨らんでいる状態が続くと、断食、浣腸などで腸の中に溜まっている宿便を出したとしても、元の形と蠕動運動は回復しない。腸の蠕動運動を回復するにはなにか物理的な刺激が必要となる。それで揉むことによって腸の蠕動運動は回復しながら縮まったり伸びたりして元の形に戻る。ただ宿便を出すだけでは十分ではない。また食べ物を生穀菜食に変えるだけでも物足らない。必ず腸は揉まないともとには戻れない。それが腸もみが必要なもうひとつの理由である。